中國菜館 林
久しぶりに行橋の「中國菜館 林」へ。
今まで飲茶コースしか食べた事がなかったので、今回は要予約のお昼のコースを頼んでみました。
平日の開店時間11時半に向かいましたが、予約のお客さん&飛び入りのお客さんで賑わってました。
『白烏龍茶』540円 (オススメ度:★★★☆☆)
まずは飲み物を注文。中国茶のメニューが充実しているので中国茶を。ちなみに飲茶コースは中国茶付きですが、お昼のコースには付いていないので単品注文になります。
福建の茶葉とダージリンティーのブレンドで紅茶感が少し強いとの事でしたが、聞いてたよりはしっかりと烏龍茶の風味が感じられます。最初は白烏龍茶の名前の通り薄めの透き通った色でしたが、時間が経つにつれ烏龍茶らしい黒さが出てきて渋みが増していました。ポットでの提供で、おかわり自由です(お湯を足してくれる)。
コース料理が運ばれてくる前に茶菓子として恒例のクルミの飴かけ。香ばしいクルミにパリッと飴が纏わり付いていて美味しいです。
『昼のコース料理』3,800円 (オススメ度:★★★★☆)
お昼のコースは予約制で3,800円よりとなっています。予算によって食事内容を調整してくれるようですが、電話で予約した際に「3,800円の分ですね」って感じだったのでそのまま3,800円分をお願いしました。品数は6~7品となるようで、品数自体は飲茶コースと大差ないですが使用している食材や料理内容はこちらの方がだいぶ凝っている印象でした。
「三拼盤(三種前菜盛り合わせ)」
辣白菜(白菜の甘酢漬け)・椒塩鮮蝦(海老の揚げ物 山椒塩)・芥末花菜鶏片(鶏肉と菜の花のマスタードソース)の3種盛り。白菜の甘酢漬けは結構甘めの味付けなんですが、他が濃い味なのでさっぱりと箸休め的な存在で意外と3種の中では一番気に入ったかも(笑)シンプルながら箸が進みます。海老の揚げ物は殻付きの芝海老に山椒塩をかけているそうですが、そこまで山椒の主張は強くない。香味野菜の風味が良かったです。鶏肉と菜の花のマスタードソースはよくある濃厚なマスタードソースというよりはさっぱりピリ辛な感じ。
「豆渣風沙魚脯(魚の焼き 雪花菜かけ)」
ハタの身はふっくらしていて、その下にはハタの頭と中骨を揚げた物が敷かれています。食べても良いし苦手なら食べなくても良いとの事。カリカリ食感で香ばしくて美味しかったです。上に乗っているのが干し貝柱、干し海老、おからの粉がかかっていて、これが風味豊かで美味しかった。普通にふりかけとしてご飯を食べたいくらい(笑)
「冬菜扣肉(豚肉の柔らか煮込み パンに夾んで)」
豚の三枚肉で作った東坡肉(とんぽうろう)を白い蒸しパンにはさんでいただく、長崎ではお馴染みの角煮まんじゅうスタイル。トッロトロに煮込まれた角煮は少し濃いめの味付けで、ふわふわの蒸しパンに良く合う。
「咖喱明蝦豆腐煲(海老と豆腐のカレー煮込み)」
殻付き海老・厚揚げ・チンゲン菜にカレーのあんかけが掛かったものが土鍋に入って運ばれてきました。グツグツのアッツアツです。カレー煮込みと聞いたのでてっきり中華風のカレーを想像していたのですが、予想外のココナッツミルクカレー風(笑)スパイシーながらマイルドな味わい且つとろみのついたカレー餡が愛し買ったです。
「小籠蒸點心(蒸し物点心 セイロ盛り)」
海老焼売・蒸し餃子・小籠包の3種の点心。お好みで醤油か黒酢でいただきます。
やや皮が厚めなのでぷるんとしていて美味しかったです。
「什錦時蔬炒麺(野菜たっぷりのあんかけ麺)」
見た目は皿うどんのような感じ。あんかけにはもやし・空芯菜・金華ハムなどの具材が入っています。通常の皿うどんの麺はパリパリの揚げ麺ですが、こちらはそれよりやや細く、焼き目を付けた半生タイプ。スルスルと入っていく麺にあんかけは上品な味付け。お好みでお酢をかけていただきますが、これがまた違う印象になって美味しかったです。
「杏仁豆腐(アンニン豆腐)」「珈琲(コーヒー)」
最後にデザートの杏仁豆腐とホットコーヒー。
杏仁豆腐は量が多く、癖も少なく後味さっぱり。
・昼のコース料理 3,800円
・白烏龍茶(温) 540円
満足度 68点 ( 味:6 ボリューム:6 コスパ:6 接客:6 雰囲気:6 )
福岡県行橋市高瀬75-4
TEL:0930-25-5321
営業時間:11:30~15:00、17:30~21:00(※要予約)
定休日:日曜日
駐車場:有り
食べログ:https://tabelog.com/fukuoka/A4006/A400601/40007290/